WOOD BLOCK HAND PRINT

1300年前、支那(唐朝)から伝来、木版画を摺った裂地が御物として正倉院に収蔵されている木版画。

藤原•鎌倉•室町•桃山時代には経典、仏像、神像、絵巻、草紙等に摺られて民衆の宗教や生活に親しまれた木版画。

師宣•春信•歌麿•清長•北斎•写楽•広重の浮世絵版画が民衆芸術としてその最盛期を展開した木版画。

モネー•ゴッホ•ゴーギャンETC. フランスの印象派の巨星を感嘆させその画風に大きく影響した木版画。

明治•大正•昭和の初期にはマンネリズムに陥り芸術性を失い且つ肉筆画の代用品(複製仕事)に落ちぶれた木版画。

古い壷に新しいワイン - 伝承の技術にフレッシュな現代の知性と感性を注いで、その一枚一枚に肉筆画には無い木版画独自の美しさを込める「美雲」の木版画。

木版画の行程

  • にじみ止めの処理(ドゥサ引き)をした和紙を絵の寸法に裁断し、刷る前日に和紙を湿らせておきます。こうすることで、和紙の寸法を一定に保つことができます。
  • 絵の具に膠(にかわ)を混ぜます。膠は、動物の皮革や骨髄から採られる伝統的な接着剤で、版木に絵の具が良くつくようになります。
  • 一般的な木版画では刷り色によって版木を使い分けますが、美雲の木版画はたったひとつの版木を使用します。職人の長年の経験よって、絵の具をのせる場所を変え、何度も色を刷り重ねていきます。
  • 版木に付けられた見当に合わせて紙を置き、薄い色から順に刷っていきます。職人手づくりの馬連(ばれん)で、和紙にまんべんなく色を刷り込んでいきます。
  • 刷り上がり。写真の作品は5回刷りしています。近いところの藍は濃く、遠いところは藍は薄く、色の重ね方によって遠近をつけています。
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